東北大学
学際科学フロンティア研究所

トピックス

第29回 FRIS Hub Meeting(オンライン開催)

2022.02.09

2022年2月24日 11時~
オンライン開催
 
 FRIS Hub Meetingは、FRISの研究者全員が参加する研究発表セミナーで、月に一度8月を除く毎月第4木曜日に開催しています。これまで参加者はFRIS内の研究者を対象としていましたが、2019年12月より、対象を東北大学の研究者、学生へと広げました。
また、2021年1月からは学際融合東北拠点のTI-FRIS Hub Meetingと合同で開催しています。
 
 言語は日本語と英語を混ぜて使用しています。異分野研究者同士では共通の常識や考え方は望めません。聴衆は発表中にどんどん質問し、討論し、理解を深めるようにしています。積極的にご参加ください。
 
【TI-FRISは、弘前大学、岩手大学、東北大学、秋田大学、山形大学、福島大学、宮城教育大学、三菱総合研究所によるコンソーシアム事業です。】
 
第29回 FRIS Hub Meeting(TI-FRIS Hub Meetingとの合同開催)
日時:2022年2月24日(木)11:00-12:00
開催方式:オンライン開催(Zoom)
    ※新型コロナウイルスの感染状況によっては、日時の変更等が生じる場合もございます。ご理解願います。
 
オンライン参加ご希望の方は、事前登録が必要になります。

発表者:
村田 健太郎 助教(岩手大学 理工学部/情報・システム/TI-FRISフェロー)

発表タイトル:
無線電力伝送のジレンマ:なぜマイクロ波で「情報」を送れて「電力」を送れないのか?
(Dilemmas of wireless power transfer:Why can microwaves deliver “information” but not “power”?)
 
要旨:
無線研究者・技術者のゴールは、全てのモノ・サービスをワイヤレスに繋ぐことである。しかし、この数十年で無線通信技術が爆発的に普及した一方で、電源に関しては依然電池交換や充電といった人的管理が必要であり、完全なワイヤレス化は未だ達成できていない。この背景には、「マイクロ波で電力を送る」ということ自体の技術的課題だけではなく、生体や他の無線設備への影響にまつわる制度・市場的障壁の存在がある。今回のHub Meetingでは、無線電力伝送技術の実用化における障壁と本技術実現の鍵となる最新研究を紹介するとともに、異分野技術との相互応用の可能性や、その他「マイクロ波でできること」について情報共有・議論したい。
 
 
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