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研究

相対論的天体物理学の手法を用いて、ブラックホールが引き起こす極限的現象について理論的に研究しています。

 ブラックホールは重力が非常に強く、一度入れば光さえも出て来られない領域です。これまで発見されているブラックホール候補天体には、太陽質量程度のものと、太陽質量の100万倍以上という超巨大なものがあります。ブラックホール近傍では、地球上では実現しない極限的な物理実験場となっており、世界の研究者を魅了しています。
 そこでは高エネルギーを獲得した粒子が多種の電磁波を放ち、また光速に近い速さで噴き出して「ジェット」と呼ばれる構造を作っているのが観測されています。それらは莫大なエネルギーで天体爆発現象を引き起こしたり、銀河の進化に影響を及ぼしたりします。また宇宙最遠方天体、重力波源や基礎重力理論の研究の手がかりにもなります。
 本研究室では、「ジェットはいかにして駆動され、加速され、光るのか?」「ブラックホール近傍で粒子のエネルギーはどれだけ高くなりうるのか?」「それらの理論は観測的にいかに証明しうるか?」といった理論的問題の解明を目的として、手計算・コンピュータシミュレーション・観測を利用して研究しています。

成果

ハイライト

獲得した競争的研究資金

  • 日本学術振興会科学研究費 基盤研究(A)分担 (2021-2025)
  • 日本学術振興会科学研究費 挑戦的研究萌芽 (2021-2023)
  • 日本学術振興会科学研究費 基盤研究(B) (2018-2021)
  • 次世代研究者育成プログラム (2015-2017)
  • 日本学術振興会科学研究費 若手研究(A) (2015-2017)

受賞

プレスリリース

研究会企画・開催

解説記事

一般講演等

東北大学学際科学フロンティア研究所 當真研究室
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